VeLO / 鳥羽 直泰

VeLO

振り幅があって
かっ飛ばしたクリエイションが
集まる場に。

鳥羽 直泰


ちょっとした新鮮さが目を引く作品が上位に

 リアルデザイン部門には、本当にリアルな作品と、ちょっと飛び抜けたリアルの作品があると思うのですが、僕としてはどっちでもあり。本当のリアルであればあるほど、一寸の隙もないような可愛さとかキレイさといった、すごく繊細な完成度が必要な気がしていて、それを写真の中に収めるのはすごく難しい。一方で、これリアルでいるかな?というギリギリのところを突いてくる人たちはリアルと言える流れの中でどこまでセンスを出せるのかが勝負。そして、ちょっと新鮮さが欲しいと思うんですよね、色々な意味で。入賞したのは、ちょっとファニーだったり、ちょっと新しいシルエットのヘアスタイル。そして3位のパッと目を引く品のある美しいスタイルと両極が評価されたのだと思います。写真はモデルにフォーカスしていて背景のない撮り方が多かったのですが、野外で撮るなど、もっとシチュエーションを変えて楽しんでもいいのかなと思いました。

クリエイティブだからこそ、もっともっと遊んで

 クリエイティブデザイン部門の方は、もっともっと遊んで欲しかったですね。だからこそ結果的に上位にあがったのは、クリエイションとして遊び心やチャレンジがある作品でした。グランプリの作品のように奇をてらったものは難しく、一歩間違うと変な方に転ぶこともありますが、僕はギリギリの中で成立させる面白さってクリエイションにはある気がしていて、髪の毛はこうあるべきという固定概念を打ち破りつつ、アイデアをどう落とし込んでいくか、しっかり形として出してきたことが結果に繋がったのだと思います。準グランプリの作品も高評価をしているのですが、今、リアルにカッコイイと思えました。ウィッグの網の部分が見えてしまっていたり、顔に片方とは違う毛がべったり張り付いて、どこから生えているの?という感じなんだけど、不思議な世界観が僕の感性に触れました。3位は王道の完成度。しかし、3位に甘んじたのは王道から外れているところが少な過ぎてシンプルに美しく収まってしまったからだと思います。

固定概念に縛られず面白い作品を創るには

 総数は増えたので、エネルギーは感じるし、一つひとつの作品を見ていると上手なのですが、全体的にいい意味でいい子が多い。「これどうだ、わかるかお前に!」みたいな破天荒さや挑戦的な作品が少ないと感じました。料理だったら、ステーキには「ここで塩振るよね」という感じで、「なんでジャムが添えてあるの?」という意外性がないのです。もっとカルチャーやファッションなど深いところから自分の創作意欲を掻きたてると、固定概念に縛られすぎず面白いものができるのかなと思います。クリエイティブとリアルの差が縮まってしまっている時だからこそ、もっともっと挑戦してほしい。「気持ち悪いよ」「カッコ悪いよ」って思われるんじゃないかなんて気にせずに、自分がやりたいように創って、皆に見てもらい、感じることができるコンテストに。そして、「いろんな作品があるね」「こんな作品、THAしか見られないでしょ」という振り幅があって、かっ飛ばしたクリエイションが見られるコンテストになることを期待しています。

Model Parameters

Model Skills