TONI&GUY JAPAN / 雑賀 英敏

TONI&GUY JAPAN

THAで上位入賞を果たせば
日本代表の
レベルに認められる。

雑賀 英敏


キャラ設定や女性像の幅が広がってきた

 リアルデザイン部門は、リアルヘアを駆使した色々な作品がありました。王道のシンプルで美しいナチュラルな作品はもちろん、ボリューミーなスタイルも増え、動きの形も去年より変化してきました。また、尖ったファッションのキャラクターも増えて、より女性像の幅が広がってきたことに、世界のファッションと日本のファッションがリンクしていると感じました。その人を無理やり変えるというより、その人の個性や素材を引き立たせ、コンプレックスを長所として伸ばしているような作品も多くありました。これから先進国では、サロンワークでもよりその傾向が強くなってくると思います。雑賀賞に選んだ作品も、キャラ設定のフィッティングができています。個性が前面に出ているけど、ちょっと抜いている感じがダサかっこいい。僕の中でバッドヘア、バットキャラクターというバッドテイストをカッコよく見せるのって高等技術だと思っています。

グローバル目線で枠を飛び出した創り方を

 クリエイティブとリアルの垣根が、ある意味超えやすくなったというのはあると思うのですが、クリエイティブデザイン部門の中には、グローバルな目線から見て、リアルデザイン部門に出した方が良かったんじゃないかという作品もありました。THAは東京から世界に発信できるグローバルな作品という位置付けだと思いますので、10年先、20年先、100年先にはもしかしたらクリエイティブな作品がリアルになるかもしれないという発想で創ると、枠を飛び出た創り方になるのではないかと思います。グランプリの作品は、シェイプ的に現代ではちょっとありえないフォルムを表現しているけれど、現実でも受け入れられるかなという感じ。シンプルでパンチの効いた作品だと思います。準グランプリは、個人的には一番評価している作品です。ヘアという枠から飛び出ていて、色々チャレンジしているけどモデルにフィットしているところが良かったです。

コンテスト参加はセルフプロデュースのツールになる

 THAは日本で最もレベルが高く、日本から世界へという基準にされるフォトコンの一つ。今回もノミネートされるまでのハードルは高いし、佳作からトップ10ぐらいまでに入ってくる作品は一握り。作品撮りを始めたばかりの人にとっては難しいコンテストだと思います。今まで毎年出してもノミネートすら入らない人もいると思うのですが、1回2回で諦めずに、続けていれば必ず1回は達成できるはずです。喜びを味わい、続けてさらに上の層に入っていくと、その人はある意味、日本代表のレベルになれる。今の自分の記録を作るという意味でもコンテストに参加して、自分が今どのレベルにいるのか測るのも良いことだと思います。また、コンテストに出ることをお客様と共有すると、結果はどうあれ絶対に応援をしてくれます。日本一、世界一になるために技術を磨いている美容師に担当してもらっているというのは顧客満足につながり、セルフプロデュースのツールの一つになる。向いている人、いない人がいるかとは思いますが、食わず嫌いをせず、最低10回は挑戦してみることをお勧めします。

Model Parameters

Model Skills